はじめに
「Web系エンジニアに転職したいけど、ポートフォリオがない…」
そんな不安を感じたことがある方は多いのではないでしょうか。実際、私もその一人でした。
私の場合、GitHubに勉強中のコードはいくつかありましたが、完成したアプリや、いわゆる「ポートフォリオ作品」と呼べるものはありませんでした。
何度か作ろうとしたことはありましたが、途中で詰まってしまったり、モチベーションが続かなかったりして、最後まで仕上げることはできませんでした。
そんな状態で転職活動を進めていましたが、結果的に自社ECサイトを運営する企業に、フロントエンドエンジニアとして内定をいただくことができました。
今回は、ポートフォリオがないままWeb系エンジニアに転職した体験談を書いてみようと思います。
未完成だらけのポートフォリオ
正直に言うと、私のGitHubにはいくつかコードはあったものの、完成したポートフォリオ作品は一つもありませんでした。
Rails、Django、Laravel、Reactなど、チュートリアルを参考にアプリを作る練習はしていたのですが、ポートフォリオとなるとどれも途中で手が止まってしまい、最後まで作りきれませんでした。
「何かオリジナルのものを作ってポートフォリオにしよう」と思い立つこともありましたが、途中でつまずいたり、モチベーションが続かなかったりして、結局完成には至らず…。
GitHubには、そうした勉強中のコードの“残骸”だけが残っている状態で、「人に見せられる成果物」と言えるようなものはありませんでした。
それでも転職に踏み切った理由
そんな中で転職活動を始めたのには、いくつか理由がありました。
タイミング的な区切り
当時入っていたSESの現場がひと段落し、
とりあえず1社だけでも面接を受けてみて、今の自分がどれくらい通用するのか確かめたい
という気持ちがありました。
もしうまくいかなければ、再びSESの案件に入ればいい、と割り切っていた部分もあります。
Reactの実務経験がなかったことへの焦り
28歳という年齢を考えたときに、
このまま独学を続けるよりも、早く現場に入った方が成長できるのではないか
と感じるようになりました。
興味のある企業が1社だけ見つかった
転職サイトを見ていたときに、たまたま興味のある企業が1社だけ掲載されていました。
「募集がなくなる前に、ダメもとでも受けておきたい」
そう思い、その1社に絞って応募することにしました。
今思えば、じっくり探したい気持ちの裏に、多少の焦りもあったのかもしれません。
転職前にしていた準備
ポートフォリオとして提示できる完成品はありませんでしたが、転職を意識してから数年間、少しずつ学習は続けていました。
- Progate
- ドットインストール
- Railsチュートリアル
- Django Girls Blog
- LaravelでのTodoアプリ制作
興味のある言語を順番に触りながら、Web開発の基礎を学んでいました。
また、YouTubeのReact入門動画を見ながら環境構築や簡単なアプリ制作にも挑戦しましたが、オリジナルのポートフォリオを作ろうとするとエラーで詰まり、途中で止まってしまうことも多かったです。
それでも、
- Reactのコンポーネントの考え方
- ルーティングの概念
- Webアプリの全体像
といった基礎的な理解は身についたと感じています。
前職ではSIerとして働いており、コードを書く機会は多くありませんでしたが、
- SQLの使用経験
- システム開発の流れ
- 基本情報技術者の知識
といった部分は、転職活動でもプラスに働いたと思います。
転職活動の進め方
転職活動を本格的に始めたのは、SESの現場がひと段落したタイミングでした。
GreenやWantedlyにも登録していましたが、実際に応募したのはエージェント経由で紹介された1社のみです。
- 利用エージェント:doda
- 書類応募:10社以上
- 実際に面接した企業:1社
過去に複数エージェントを使って大量応募し、疲弊した経験があったため、今回は
数を打つより、慎重に見極める
という方針で進めました。
結果的に、その1社から内定をいただくことができました。
評価されたと感じたポイント(たぶん)
ポートフォリオがない中で内定をいただけた理由として、以下が評価されたのではないかと感じています。
- ポートフォリオがないことを正直に伝えた
- なぜWeb系に転職したいのかを言語化した
- 入社後どう成長したいかを具体的に話した
- 昔から利用しており会社に入りたいという意欲を強く伝えた
- 長く働きたい意思を伝えた
また、
- SIerでの開発経験
- SQLの使用経験
- 基本情報技術者の資格
といった点も、技術的な素養として見てもらえたのかもしれません。
面接で聞かれたこと
印象に残っている質問をいくつか挙げます。
転職理由について
なぜWeb系に転職したいのか、かなり深掘りされました。
以下のように答えたかなと思います。
前職のSIerでシステム開発業務を行なっていく中で、
もっとユーザの声を聞きながらシステムを成長させていく自社サービスに携わる仕事がしたいと思うようになった。
前職では顧客から依頼を受けてシステム開発に携わっていたため、定期的な現場の異動で担当するシステムが代わったり、リリース後は顧客から依頼がなければ改修はなかったりと、ユーザのフィードバックを受けての改善提案は難しいと感じていた。
自社サービスに携わる仕事であれば、ユーザの反応を感じながらよりユーザを増やしたり、
利益を増やしたりと長期的にシステムの成長に携われるのではないかと考え、
自社サービスに携わる企業への転職活動を始めた。
志望理由について
その業界・サービスへの関心を率直に伝えました。
具体的には以下の3つの理由を話しました。本心なので自信を持って答えられたと思います。
①自社サービスに携わる仕事であるという点
②フロントエンドエンジニアとしてユーザの直接触れる部分を担当すると思うので、そこにやりがいを感じながら業務を行えるという点
③業務に必要な業界知識が、興味のある分野であり、その中でも子供の頃からよく利用していたサービスに関連する仕事のため、長期的な目線でモチベーション高く業界知識を身につけられるという点
今後のキャリアについて
3年後・5年後のイメージについて質問されました。ありきたりですがこんな感じで答えました。
まずは、たくさん勉強、仕事をしながら
さまざまな開発工程を幅広く経験し、2〜3年後にはフロントエンド開発のリーダーになりたい。
その後、5年後には新規サービスをゼロから立ち上げてグロースできるような、技術力が高く、
ビジネスにしっかり貢献できるエンジニアになりたい。
自社ECを見たことがあるか
実際にECサイトを使い、感じたことを話しました。
ここは流石にきかれるだろうな〜と思い事前にめちゃくちゃ触りました。
あとはとりあえずバグっぽいものを見つけました笑
自社ECの改善点
技術的な深さよりも、考えている姿勢を見られていた印象です。
なんと答えたかあまり覚えてません笑
おわりに
ポートフォリオがなくても転職できたのは、正直、運が良かった部分もあると思います。
それでも、
完璧な実績がなくても、想いや姿勢は伝えられる
ということは、この記事を通して伝えたかった点です。
もし今、ポートフォリオがないことや経験の浅さに悩んでいる方がいたら参考にしていただけるとうれしいです。

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