「フリーランスSESって実際どうなんだろう?」
「成長できないって聞くし、不安定そうだし、やめといた方がいいのかな?」
フリーランスSESを検討している人なら、
一度はこんなことを考えたことがあると思います。
正直に言うと、僕もまったく同じでした。
この記事では、
フリーランスSESになる前に不安だったことと
実際に半年やってみてどう感じたのかを、
できるだけ正直に書いていきます。
これからフリーランスSESをやるか迷っている人が、
「自分だったらどうか」を考えるための材料になれば嬉しいです。
正直、不安だったこと
フリーランスSESをやる前は、
ワクワクも多少ありましたが、不安の方が圧倒的に大きかったです。
感覚的には、3割ワクワク・7割不安くらいでした。
それでもフリーランスSESを選んだのは、
将来目指しているスキルや働き方と、
当時の環境に少しズレを感じていたからです。
このまま同じ場所にい続けるより、
一度外に出てみた方が、自分には合っている気がしていました。
エンジニアとして通用するのか不安だった
僕はSIerで4年半働いていましたが、
その中でやってきたのは、
- 受託・SESでの業務
- 簡単なコーディング
- ローコードツールでの開発
- システムの問い合わせ対応や調査
- 環境設定まわりの作業
いわゆる「バリバリコードを書くエンジニア」という感じではありません。
そのため、
- 上には上がいる
- 即戦力を求められるSESでやっていけるのか
- そもそも成長できるのか
という不安はかなりありました。
裁量がなく、ただの作業要員になるのでは?
SESという働き方に対して、
言われたことを淡々とこなすだけ
自分で考える余地がない
というイメージも正直ありました。
フリーランスになってまで、
それだったら意味があるのかな…という迷いもありました。
一人で現場に入って孤立しないか
フリーランスとして一人で現場に入ること自体も不安でした。
- 同じ会社の人がいない
- 相談相手がいないのでは
- 人間関係がうまくいかなかったらどうしよう
今振り返るとよくある不安ですが、
当時はどれも軽く流せるものではありませんでした。
この記事でいう「フリーランスSES」について
この記事でいうフリーランスSESとは、
- フリーランスとして
- エージェントを通じて案件に参画し
- 業務委託契約で
- 特定の現場に入り開発業務を行う
という働き方を指しています。
※ 自分で営業せず、
エージェントが案件紹介・契約・調整をしてくれる形です。
実際に現場に入ってみてどうだったか
初日は「意外とちゃんとしていた」
最初の業務はパソコンのセットアップでした。
正直、
「はい、じゃあよろしく」みたいに丸投げされるのかと思っていましたが、
実際にはかなり丁寧な説明がありました。
- 開発環境の説明
- ツールの使い方
- 業務の進め方
当たり前といえば当たり前ですが、
ちゃんと迎え入れてもらえている感じがあり、少し安心しました。
正社員SESのときと、かなり近い感覚
業務の進め方自体は、
正社員としてSESの現場に入っていた時と大きく変わりませんでした。
- 朝会がある
- タスクを振られる
- 分からなければ質問する
「フリーランスだから特殊」という感じは、
少なくともこの現場ではありませんでした。
ただし「同じ所属がいない」気は使う
一緒に働く人や質問できる人はいますが、
同じ会社の人が一人もいないという点はやはり違います。
- すでにできあがっているグループに割って入る感じ
- 会社も立場も違う
- チーム戦というより個人プレー寄り
つらいというほどではありませんが、
「完全に輪の中に入っている感覚」は正直なかったです。
サッカーをやっていたり、
前職の飲み会や社員旅行が好きだった自分としては、
少し物足りなさを感じる部分でもありました。
技術的な成長はあったのか?
技術的には、
今までやってきたことの延長線上ではありました。
ただし、
- 初めて使うツール
- 現場ごとの仕事の進め方
- コミュニケーションの取り方
こういった部分では、確実に経験値が増えました。
一方で、
完全に未経験の言語や技術の現場に入れるか?
というと、正直それは難しいと思います。
面談ではこれまでの経歴をもとに案件が決まるため、
経験を「広く」増やすより、「深く」する働き方になりやすいです。
数字で見る、正社員時代とフリーランスSESの違い
正社員時代(SES含む)
- 月収:20万円台後半
- 稼働:週5
- 残業:月20〜30時間程度
この労働時間と給与のバランスには、
正直あまり納得感はありませんでした。
フリーランスSESになってから
- 月収:40万円台半ば(エージェント手数料引き後)
- 契約稼働:140時間(下限ギリギリ)
- 残業:発生することはあるが、休みなどで調整可能
忙しい時期に多少稼働が増えることはありましたが、
別の日に休みを取るなど、比較的柔軟に調整できていました。
労働時間が増えて収入が上がった、という感じではありません。
単純計算で年収ベースだと約200万円アップですが、
社会保険料(国民健康保険・国民年金)や確定申告、
福利厚生がないことなども考慮する必要があります。
それでも手取りで考えても、
明らかに増えたと実感できるレベルでした。
フリーランスSESならではだと感じたこと
- 交通費は基本的に自腹
- 福利厚生はない
- 有休という概念がない分、休みは調整しやすい
- 営業はエージェントがやってくれる
特にエージェントの存在は大きく、
- 案件紹介
- 条件交渉
- 現場との調整
を任せられるのは、精神的にもかなり楽でした。
半年やってみて、一番意外だったこと
現場にもよりますが、
「スポット要員」ではなく、
長期で継続的に関わる前提で見てもらえていたことです。
その分、
- 仕事の進め方
- 役割
- 成長面
にも、ある程度気を配ってもらえていると感じました。
フリーランスSESが向いている人・向いていない人
向いている人
- 収入を上げたい人
- 一度フリーランスを経験してみたい人
- ある程度割り切って働ける人
- エージェントに任せたい人
向いていない人
- 強い帰属意識を求める人
- チーム感を重視したい人
- 未経験技術を広く触りたい人
よくある質問
フリーランスSESを検討する上で、
よく聞かれる質問にも答えておきます。
Q. 実務経験どれくらいで始められる?
A. 僕は4年半。言語が2〜3年あれば案件はある印象。
もちろん案件にもよりますが、
特定の言語・フレームワークで2〜3年の実務経験があれば、
エージェント経由で紹介してもらえる案件は結構あると感じました。
逆に言うと、
「完全未経験からフリーランスSES」は現実的には厳しいきがしました。
Q. エージェント手数料は?
A. 私が契約したところは5%でした。
エージェントによって異なりますが、
一般的には10〜20%程度と言われています。
手数料が高い=悪いわけではなく、
その分サポートが手厚かったり、高単価案件が多かったりするので、
自分に合ったところを選ぶのが大事だと思います。
Q. 案件が途切れたらどうなる?
A. エージェントが次の案件を紹介してくれます。
契約終了の1〜2ヶ月前くらいから、
エージェント側から次の案件の話が来ることが多いです。
ただし、
即座に次が決まる保証はないので、
数ヶ月分の生活費は確保しておいた方が安心です。
Q. スキルアップはできる?
A. 経験を「深く」することはできる。「広く」は難しい。
今使っている技術をより深く理解したり、
現場ごとの開発フローを学ぶことはできます。
ただし、
「未経験の言語に挑戦したい」という場合は、
正社員の方が機会は多いと思います。
まとめ:やってみて、正直どう思うか
結論としては、やってみて良かったです。
正直、やる前はかなり不安でしたが、
「そんなに怯えなくても、なんとかなる」というのが率直な感想です。
もし合わなければ、
- 現場を変える
- 正社員に戻る
という選択もできます。
今は人間関係や別のスキルを求めて正社員を選びましたが、
将来的にスキルがつけば、
またフリーランスに戻る選択肢も全然ありだと思っています。
迷っているなら、
一度やってみてから判断してもいい働き方だと思います。

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