サンフレッチェ広島を観始めたけれど、選手の顔と名前がまだ一致しない。そんな方も多いのではないでしょうか。
今回は、サンフレッチェ広島のDF陣を紹介します!
現代サッカーにおいて、DF(ディフェンダー)は守るだけのポジションではありません。守備が最優先である一方、攻撃の起点や得点源としても非常に重要な役割を担っています。
また、選手ごとの個性がはっきり表れるポジションでもあります。空中戦の強さ、キックの精度、これまでのキャリア、そしてピッチ外での人柄。知れば知るほど、「この選手を応援したい」と思えるポイントが見つかります。
この記事では、2026年時点でサンフレッチェ広島に登録されているDF8名を、1人ずつ紹介します。誰が優れているかを比較するのではなく、それぞれの武器と魅力を並べてお伝えします。
読み終える頃には、あなたの「推しDF」が1人は見つかっているはずです。 いや、ぜひ見つけてください!
- この記事で分かること
- 先に結論|8人それぞれに「推せる理由」がある
- 山﨑大地(やまさき たいち/背番号3)|広島の未来を支えるビルドアップCB
- 荒木隼人(あらき はやと/背番号4)|「エアマスター」と呼ばれる空中戦の絶対王者
- 新井直人(あらい なおと/背番号5)|右利きなのに武器は「スペシャルな左足」
- 中野就斗(なかの しゅうと/背番号15)|代名詞は「コーナーキック級」のロングスロー
- 志知孝明(しち たかあき/背番号16)|左足一振りで局面を変えるサイドの職人
- 佐々木翔(ささき しょう/背番号19・キャプテン)|2度の大怪我を乗り越えた「不死鳥」
- 塩谷司(しおたに つかさ/背番号33)|攻守万能、「弾丸ミドル」を持つ広島のレジェンド
- キム・ジュソン(きむ・じゅそん/背番号37)|広島の未来を担う韓国代表の大型左利きCB
- まとめ|気になった1人を追うとDF観戦が面白くなる
- さいごに
この記事で分かること
- サンフレッチェ広島DF陣8名の基本プロフィール
- それぞれのプレースタイルと武器
- 初心者でも注目しやすい「見るべきプレー」
- 選手の人柄が伝わるエピソード
先に結論|8人それぞれに「推せる理由」がある
サンフレッチェ広島のDF陣は、体格もプレースタイルもさまざまです。
- 空中戦で相手を圧倒するタイプ
- 足元の技術で攻撃を組み立てるタイプ
- ロングスローや強烈なミドルシュートなど、唯一無二の武器を持つタイプ
- 怪我からの復活や海外挑戦など、キャリアそのものがドラマになっているタイプ
誰か1人が優れているというより、8人それぞれに違う魅力があります。まずは気になった選手から、試合中のプレーを追いかけてみてください。
山﨑大地(やまさき たいち/背番号3)|広島の未来を支えるビルドアップCB
基本プロフィール
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 背番号 | 3 |
| 生年月日 | 2001年1月8日(25歳) |
| 出身地 | 広島県廿日市市 |
| 身長 | 184cm |
| ポジション | センターバック(ボランチ起用実績あり) |
| 広島加入 | 2023年(生え抜き) |
| 公式プロフィール | 山﨑大地|クラブ公式プロフィールを見る |
推しポイント|足元の技術で攻撃を組み立てる現代型CB
山﨑選手の武器は、ユース時代にミッドフィルダーとしてプレーした経験を生かした足元の技術です。センターバックでありながら、狭い局面でも落ち着いてボールを扱えます。後方からの華麗なパスワークが好きな人におすすめです!
注目してほしいプレー
相手の守備網を一気に崩す縦パスやロングフィードに注目してください。最終ラインから攻撃を始動させる場面で違いを見せる選手です。184cmの体格を生かした、セットプレーでの空中戦も見どころです。
エピソード
廿日市FCジュニアからサンフレッチェ広島の下部組織で育った生え抜き選手です。荒木隼人選手の負傷離脱後にスタメンを任されると、経験を積みながら成長を続けています。
ピッチ外では明るく親しみやすい性格で、素敵な笑顔も魅力です。クラブ公式YouTubeなどでは、チームメイトとの楽しいやりとりが見られます。
荒木隼人(あらき はやと/背番号4)|「エアマスター」と呼ばれる空中戦の絶対王者
基本プロフィール
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 背番号 | 4 |
| 生年月日 | 1996年8月7日(29歳) |
| 出身地 | 大阪府門真市 |
| 身長 | 186cm |
| ポジション | センターバック |
| 広島加入 | 2019年正式加入(2018年特別指定) |
| 公式プロフィール | 荒木隼人|クラブ公式プロフィールを見る |
推しポイント|空中戦と対人守備の「エースキラー」
186cmの高さに加え、落下地点の予測やタイミングまで含めた総合力で空中戦を制します。屈強な外国籍FWとも真っ向勝負できる対人守備の強さも持ち味です。圧倒的な「強さ」と勝負から逃げない姿勢、男らしいプレーが好きな人におすすめです。
注目してほしいプレー
クロスやロングボールをはね返す空中戦は必見です。2025年のルヴァンカップ決勝では、中野就斗選手のロングスローに頭で合わせて先制点を記録しました。攻守の両面で、高い打点のヘディングが武器になります。
エピソード
ゴール後のパフォーマンス「YAVAYだろ!」で知られています。元ネタは格闘家・梅野源治選手の決め台詞で、荒木選手が本人へのリスペクトを込めて取り入れたものです。梅野選手本人からも反応があり、公認ともいえるネタになっています。
2025年はJリーグベストイレブン、優秀選手賞、JリーグカップMVPを受賞しました。
新井直人(あらい なおと/背番号5)|右利きなのに武器は「スペシャルな左足」
基本プロフィール
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 背番号 | 5(2026/27シーズンより13から変更) |
| 生年月日 | 1996年10月7日(29歳) |
| 出身地 | 東京都世田谷区 |
| 身長/体重 | 173cm/73kg |
| ポジション | 右ウイングバック・右サイドバックが主戦場(左SB、CB、ボランチも対応) |
| 広島加入 | 2024年3月(シーズン開幕直後の完全移籍) |
| 公式プロフィール | 新井直人|クラブ公式プロフィールを見る |
推しポイント|複数ポジションをこなすユーティリティー性
右ウイングバック、右サイドバック、左サイドバック、センターバック、ボランチまで対応できる万能型のDFです。利き足は右足ですが、実況で「スペシャルな左足」と表現されるほど、左足のキック精度が高いことでも知られています。また、攻守にわたってピッチを縦横無尽に走り回る運動量を誇り、球際の競り合いでも絶対に諦めないファイターです。「抜群の運動量とガッツ」にエネルギーをもらいたい人や、「DFなのに点が取れる超攻撃的な選手」を見たい人におすすめです。
注目してほしいプレー
広島加入後のデビュー戦となったガンバ大阪戦では、左足からの豪快なミドルシュートで移籍後初ゴールを記録しました。その後の京都サンガF.C.戦では、左足、ヘディング、フリーキックという異なる形で、DFとしては異例のハットトリックを達成しています。
エピソード
大学時代は無名の存在でしたが、新潟との練習試合での活躍がきっかけでアルビレックス新潟の練習に参加し、プロ契約を勝ち取りました。
2024年には、副キャプテンを務める予定だった新潟からシーズン開幕直後に広島へ完全移籍。批判の声もあったなか、本人は「覚悟を持った決断」と語っています。
中野就斗(なかの しゅうと/背番号15)|代名詞は「コーナーキック級」のロングスロー
基本プロフィール
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 背番号 | 15 |
| 生年月日 | 2000年6月27日(26歳) |
| 出身地 | 東京都青梅市 |
| 身長/体重 | 183cm/83kg |
| ポジション | センターバック・右ウイングバック |
| 広島加入 | 2023年正式加入(2022年特別指定) |
| 公式プロフィール | 中野就斗|クラブ公式プロフィールを見る |
推しポイント|守備も攻撃もこなす万能型、そして必殺のロングスロー
センターバックとウイングバックのどちらでも、質を落とさずにプレーできる選手です。
最大の特徴は、幼少期に野球選手を目指していた経験から生まれた強肩を生かしたロングスローです。飛距離と精度を兼ね備え、スローインをセットプレーに変えてしまいます。 「相手をねじ伏せる圧倒的なフィジカル」と「超一流の足元の技術」。剛と柔を併せ持つ、強烈な個の力を見たい人におすすめです。
注目してほしいプレー
推進力のあるドリブルと、代名詞のロングスローに注目してください。 2025年11月1日のルヴァンカップ決勝、柏レイソル戦では、中野選手のロングスローから2得点が生まれました。
先制点は荒木隼人選手のヘディング。3点目は佐々木翔選手が折り返し、ジャーメイン良選手が決めました。まさに優勝の立役者といえる活躍でした。
エピソード
サポーターの間では「#中野たまらん」というハッシュタグが使われることがあります。実弟の中野力瑠選手も、ザスパ群馬でプロサッカー選手としてプレーしています。
ピッチ外では明るくユーモアのあるムードメーカーです。『名探偵コナン』が好きだと語ったこともあります。
志知孝明(しち たかあき/背番号16)|左足一振りで局面を変えるサイドの職人
基本プロフィール
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 背番号 | 16 |
| 生年月日 | 1993年12月27日(32歳) |
| 出身地 | 岐阜県羽島市 |
| 身長/体重 | 177cm/70kg |
| ポジション | 左ウイングバック・左サイドバック(左センターバックも対応) |
| 広島加入 | 2023年(2025年に福岡へ期限付き移籍、2026年に広島復帰) |
| 公式プロフィール | 志知孝明|クラブ公式プロフィールを見る |
推しポイント|攻撃的MF出身の左足を持つサイドの選手
もともと攻撃的MFとしてプロ入りし、水戸時代にサイドバックへ転向した経歴を持ちます。DFに転向した後も、左足のキック技術は失っていません。一瞬でスタジアムの空気を変える左足のクロスと、魂のハードワークにしびれたい人におすすめです。
注目してほしいプレー
左足から放たれるクロス、ロングフィード、ミドルシュートに注目です。特にクロスは、ニアへの速いボールとファーサイドへの大きなボールを使い分けられます。
エピソード
徹底した自己管理でも知られる選手です。過去の取材では、チームメートより早く練習場へ入り、自主的な筋力トレーニングを続けていたことが紹介されています。食事にもこだわり、揚げ物を避けたメニューを自炊していたそうです。
これらは取材当時のエピソードであり、現在も同じ生活を続けているとは限りません。落ち着いた雰囲気から、サポーターの間では「侍のよう」と表現されることもあります。
佐々木翔(ささき しょう/背番号19・キャプテン)|2度の大怪我を乗り越えた「不死鳥」
基本プロフィール
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 背番号 | 19(キャプテン) |
| 生年月日 | 1989年10月2日(36歳) |
| 出身地 | 神奈川県座間市 |
| 身長/体重 | 177cm/70kg |
| ポジション | 左センターバック(左サイドバック経験もあり) |
| 広島加入 | 2015年 |
| 公式プロフィール | 佐々木翔|クラブ公式プロフィールを見る |
推しポイント|身長を感じさせない空中戦とリーダーシップ
177cmとセンターバックとしては大柄ではありませんが、ジャンプ力と落下地点の予測、体の使い方を武器に空中戦を制します。キャプテンとして、最終ラインを声で統率する存在でもあります。ゴールを守るために誰よりも体を張り、チームを勝たせるためなら前線へも飛び込んで「魂のヘッド」をたたき込む。そんな絶対的な大黒柱・闘将の姿に熱くなりたい人におすすめです。
注目してほしいプレー
守備で相手のロングボールをはね返すだけでなく、コーナーキックなどのチャンスで前線へ駆け上がり、泥臭く頭で合わせる得点シーンも必見です。また、長年の経験に裏打ちされた「危機察知能力」がずば抜けています。「そこにパスが出たら危ない」という場所へいち早く先回りし、体ごと投げ出してシュートをブロックします。失点寸前にゴールライン際でボールをかき出すなど、スタジアム全体が湧き上がる大ファインプレーを何度も見せてくれます。
エピソード
2016年と2017年に同じ右膝の前十字靱帯断裂を2度経験しながらも、約1年11カ月ぶりにピッチへ復帰しました。この復活劇から、「不死鳥」と表現されることもあります。 長く広島の守備を支え、怪我からはい上がってきたキャリアそのものが、佐々木選手の大きな魅力です。 2024年には35歳にして初のJ1リーグベストイレブンに選出されました。ピンチの芽を摘む読みと、味方を動かす声にも注目してください。 苦しい時期を知るベテランがピッチに立ち続ける姿には、思わず感情移入したくなる物語があります。
塩谷司(しおたに つかさ/背番号33)|攻守万能、「弾丸ミドル」を持つ広島のレジェンド
基本プロフィール
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 背番号 | 33 |
| 生年月日 | 1988年12月5日(37歳) |
| 出身地 | 徳島県小松島市 |
| 身長/体重 | 182cm/81kg |
| ポジション | DF/MF(センターバック・サイドバック・ボランチに対応) |
| 広島加入 | 2012年初加入(2017年に海外移籍、2021年に広島復帰) |
| 公式プロフィール | 塩谷司|クラブ公式プロフィールを見る |
推しポイント|守備力と中盤出身者の技術を兼ね備える万能型
大学3年時までは中盤を主戦場としていたため、センターバックでありながらパス能力や視野の広さを兼ね備えています。センターバックとボランチのどちらでも、高いレベルでプレーできる選手です。ピッチ全体の戦況を読み切る圧倒的なサッカーIQと、ベテランならではの老獪で美しい職人技に酔いしれたい人におすすめです。
注目してほしいプレー
一瞬の隙を突いて前線へ駆け上がり、DFとは思えないシュート技術でネットを揺らす「強烈なミドルシュートと攻撃参加」は必見です。また、トラップ、パス、1対1の守備といった「サッカーの基本」を、どれほどプレッシャーのかかる厳しい試合でも、Jリーグ最高峰のクオリティで涼しい顔をしてやってのける安定感があります。 また、プレーではないですがピッチ上での小競り合いが起きた際は真っ先に割って入り、レフェリーとの理知的なコミュニケーションで試合をコントロールする「大人の対応」ができる選手として、サポーターから絶大な信頼を得ています。
エピソード
守備だけでなく、中盤に入ってもチームを支えられる技術と経験を持ちます。 また、2018年のFIFAクラブワールドカップ決勝では、レアル・マドリードを相手にヘディングで得点を記録しました。世界最高峰のクラブとの決勝でゴールを決めた、非常に珍しい経歴を持つ選手です。
一度は海外へ旅立ちながら、再び紫のユニフォームを着て戦う姿も、広島サポーターにとって特別なものです。
キム・ジュソン(きむ・じゅそん/背番号37)|広島の未来を担う韓国代表の大型左利きCB
基本プロフィール
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 背番号 | 37 |
| 生年月日 | 2000年12月12日(25歳) |
| 出身地 | 韓国・忠清北道清州市 |
| 身長/体重 | 189cm/83kg(Jリーグ公式登録値) |
| ポジション | センターバック(3バックの左・中央) |
| 広島加入 | 2025年7月(FCソウルから完全移籍) |
| 公式プロフィール | キム・ジュソン|クラブ公式プロフィールを見る |
推しポイント|189cmの高さと左足を兼ね備えた大型CB
左利きのセンターバックは希少性が高く、3バックの左に入ることで、自然な角度からボールを前へ運べます。
本人は自身のプレースタイルについて、闘志あふれるプレーで相手選手が嫌がる守備ができると語っています。激しい対人守備も持ち味です。Jリーグ最高峰の美しい左足のフィードと、知的でクリーンな守備でチームを勝利へ導く、新世代の知性派DFを応援したい人におすすめです。
注目してほしいプレー
体をぶつける前にボールを奪う「スマートなインターセプト」に注目です。189cmの恵まれた体格を持ちながら、力任せに突っ込むのではなく、抜群の「戦術眼」と「読みの鋭さ」で勝負するタイプです。相手がパスを出す瞬間にスッと前へ出て、ファウルをせずにクリーンにボールを刈り取ります。
攻撃面では、2025年10月4日のJ1第33節・FC町田ゼルビア戦で記録した来日初ゴールにも注目です。0-1で迎えた後半43分、コーナーキックをファーサイドでヘディングし、同点ゴールを記録しました。その後、広島は逆転勝利を収め、このゴールはシーズン終盤の重要な一撃となりました。
エピソード
初得点の喜びのあまりユニフォームを脱ぎ、警告を受けるという一幕もありました。加入会見では日本語で挨拶を披露し、守備の指示に必要な日本語も積極的に学んでいます。
サポーターからは「キム」と呼んでもらいたいと語っています。
まとめ|気になった1人を追うとDF観戦が面白くなる
- サンフレッチェ広島には、2026年時点で8名のDFが登録されている
- 若手からベテランまで幅広い年齢層がそろう
- 空中戦、キック精度、ロングスローなど、選手ごとにはっきりした武器がある
- 佐々木翔選手や塩谷司選手のように、キャリアそのものがドラマになっている選手もいる
- 優劣ではなく、それぞれの魅力を知ることで観戦がより楽しくなる
まずは気になった選手の名前を、次の試合で意識して見てみてください。
さいごに
DFというポジションは、ゴールシーンほど目立ちませんが、実は個性の宝庫だと感じています。荒木隼人選手の「YAVAYだろ!」のように分かりやすいキャラクターもいれば、塩谷司選手のように長いキャリアそのものが物語になっている選手もいます。
個人的には、中野選手のロングスローのように、「一つの武器がチームの得点パターンになっている」選手を見つけると、観戦が一気に楽しくなると感じています。
皆さんも、この記事をきっかけに「自分だけの推しDF」を見つけてもらえたらうれしいです。


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