2026/27シーズンのJ1リーグ開幕を前に、「サンフレッチェ広島には誰が加入したのか」「退団した選手の穴をどう埋めるのか」と気になっている方も多いのではないでしょうか。
広島は完全移籍3人、トップチーム昇格内定1人の計4人を新戦力として迎えました。中でも注目は、元日本代表FW浅野拓磨選手の10年ぶりとなる古巣復帰です。
この記事では、2026年7月30日までの公式発表をもとに、新加入選手と主な退団選手を整理します。開幕前に押さえたい補強のポイントも、社会人サッカーファン目線で分かりやすくまとめました。
この記事で分かること
- サンフレッチェ広島の2026/27シーズン新加入選手
- 新加入4選手の経歴と注目ポイント
- 完全移籍で退団した主な選手
- 前線と中盤の補強をどう見るか
- 筆者が特に注目している選手
先に結論|欧州経験と広島とのつながりが補強の軸
今回の補強は、前線と中盤に即戦力を加えた内容です。
FWには浅野拓磨選手とセバスティアン・アレー選手が加入しました。ともに欧州で長くプレーしてきた実績があります。中盤には川村拓夢選手が復帰し、ユースから野口蓮斗選手の昇格も内定しました。
木下康介選手、ジャーメイン良選手、中村草太選手。強力な3選手がチームを離れたことで生じた前線の穴を、経験豊富な2人がどう埋めるかが大きな見どころです。
なお、2026/27シーズンのJ1開幕戦は、8月8日(土)19時15分からホームで行われるジェフユナイテッド千葉戦です。
新加入選手は完全移籍3人と昇格内定1人
サンフレッチェ広島の公式発表とトップチーム選手一覧をもとに整理した新加入選手は、以下の4人です。
| 発表日 | 選手名 | 背番号 | ポジション | 前所属・区分 |
|---|---|---|---|---|
| 2026年6月28日 | 浅野拓磨 | 29 | FW | RCDマジョルカから完全移籍 |
| 2026年6月30日 | 野口蓮斗 | 46 | MF | 広島ユースから昇格内定・2種登録 |
| 2026年7月6日 | セバスティアン・アレー | 22 | FW | FCユトレヒトから完全移籍 |
| 2026年7月25日 | 川村拓夢 | 8 | MF | FCレッドブル・ザルツブルクから完全移籍 |
前線には欧州経験の豊富な2人が加わりました。中盤では川村選手の復帰に加え、将来を期待される野口選手がトップチームへの一歩を踏み出します。
浅野拓磨(FW・背番号29)|10年ぶりに古巣へ復帰
浅野拓磨選手は三重県出身のFWです。2013年に四日市中央工業高校から広島へ加入し、2015年にはJリーグのベストヤングプレーヤー賞を受賞しました。
2016年にアーセナルへ完全移籍した後は、ドイツ、セルビア、スペインなどでプレー。2026年6月28日、RCDマジョルカから広島への完全移籍が発表されました。
日本代表では国際Aマッチ53試合9得点を記録しています。2022年カタールワールドカップのドイツ戦では、2-1とする決勝点を挙げました。
浅野選手の持ち味は、スピードを生かした相手守備陣の背後への飛び出しです。欧州で積み重ねた経験を、古巣でどう還元するのか注目されます。
開幕前に左ヒラメ筋を負傷
クラブは7月27日、浅野選手が左ヒラメ筋肉離れと診断されたことを発表しました。7月25日の非公開トレーニングマッチで負傷したとされています。
セバスティアン・アレー(FW・背番号22)|得点実績のある190cmの大型FW
セバスティアン・アレー選手は、フランス出身の190cmのFWです。オセール、フランクフルト、ウェストハム、アヤックス、ドルトムント、ユトレヒトなどでプレーしてきました。
アヤックスに所属した2021/22シーズンには、オランダ1部リーグの得点王を獲得しています。
代表ではコートジボワールを選択し、2023年大会として行われたアフリカネイションズカップでは、決勝のナイジェリア戦で決勝点を挙げ、優勝に貢献しました。
引退後に同クラブの国際部で活動するトルガイ・アルスランが獲得の交渉もあり、FCユトレヒトから広島へ完全移籍で加入します。高さだけでなく、ゴール前での得点力や前線でボールを収める役割にも期待したい選手です。
川村拓夢(MF・背番号8)|海外挑戦を経て広島へ復帰
川村拓夢選手は広島県出身で、ジュニアユースから広島の育成組織でプレーしてきたMFです。愛媛FCへの期限付き移籍を経て広島で主力に成長し、2024年にFCレッドブル・ザルツブルク(オーストリア)へ完全移籍しました。
2026年7月25日、約2年ぶりとなる広島への完全移籍が発表されました。日本代表では国際Aマッチ3試合1得点を記録しています。
川村選手はクラブへのコメントで、海外での2年間にはけがもあったと振り返っています。その悔しさを力に変え、広島でタイトルを目指す覚悟を示しました。
中盤でのボール奪取や前への推進力に加え、長い距離からゴールを狙える左足も魅力です。特に約60mのロングシュートは、YouTubeでぜひ見てほしい一撃です。広島の戦い方を知る選手が戻った点も、大きなプラスになりそうです。
野口蓮斗(MF・背番号46)|広島ユースから昇格内定
野口蓮斗選手は2008年生まれ、熊本県出身のMFです。ソレッソ熊本を経て広島ユースに加入し、各年代の日本代表にも選ばれてきました。
2026年6月30日、2026/27シーズンからのトップチーム昇格内定が発表されました。2026年は広島ユースに所属しながら、2種登録選手としてトップチームにも登録されています。
18歳の野口選手に、すぐ多くの出場機会を求めるのは早いかもしれません。まずはトップチームの練習や試合を通じて、どのように成長していくかを長い目で見たいところです。
主な退団選手|前線の3人がチームを離れる
完全移籍で広島を離れた主な選手は、以下の3人です。
| 発表日 | 選手名 | ポジション | 移籍先 |
|---|---|---|---|
| 2026年6月12日 | ジャーメイン良 | FW | 清水エスパルス |
| 2026年6月26日 | 木下康介 | FW | 清水エスパルス |
| 2026年6月26日 | 仙波大志 | MF | 水戸ホーリーホック |
このほか、中村草太選手は7月17日にフランス1部のル・アーヴルACへ期限付き移籍しました。移籍期間は2027年6月30日までです。
ジャーメイン良(FW)|速さと力強さのあるストライカー
ジャーメイン良選手は、相手守備陣の背後へ抜け出す速さと、ゴールへ向かう力強さを持つFWです。線から献身的に守備できる点も、広島のサッカーを支えていました
2026年6月12日、清水エスパルスへの完全移籍が発表されました。
木下康介(FW)|190cmの体格を生かす前線の起点
木下康介選手は、190cm・85kgの体格を生かしたポストプレーと空中戦が持ち味のFWです。前線でボールを収め、周囲の選手が攻撃に加わる時間を作れる存在でした。
2026年6月26日、清水エスパルスへの完全移籍が発表されました。
仙波大志(MF)|広島の育成組織で育った技巧派
仙波大志選手は広島県出身で、サンフレッチェ広島の育成組織で育ったMFです。2022年に広島でプロデビューした後、岡山、群馬、水戸への期限付き移籍を経験しました。
2026年6月26日、期限付き移籍中だった水戸ホーリーホックへの完全移籍が発表されました。
補強のポイントは前線の再構築と中盤の厚み
浅野とアレーで前線を再構築
木下選手とジャーメイン選手が完全移籍し、中村選手も期限付き移籍でチームを離れました。前線の顔ぶれは大きく変わります。
その穴を埋める役割が期待されるのが、浅野選手とアレー選手です。
浅野選手はスピードを生かして相手守備陣の背後を狙えます。一方、アレー選手は190cmの体格と得点実績があり、ゴール前で違う強みを出せるFWです。
同じFWでも特徴が異なるため、相手や試合展開に応じた攻撃の選択肢が増えそうです。
川村の復帰で中盤の選択肢が増える
川村選手は広島の戦い方を知り、守備と攻撃の両方に関われるMFです。海外で得た経験を生かせれば、中盤の競争をさらに活性化させる存在になりそうです。
野口選手は将来性を見込まれての昇格内定です。即戦力と育成の両面を意識した補強と見ることができます。
まとめ|新戦力4人の役割を開幕から追いたい
- 広島には完全移籍3人、トップチーム昇格内定1人の計4人が加入
- 浅野拓磨選手は10年ぶりに古巣へ復帰
- セバスティアン・アレー選手は欧州での得点実績がある大型FW
- 川村拓夢選手は約2年ぶりの復帰
- 野口蓮斗選手は広島ユースから昇格内定し、2種登録
- 前線を離れた選手の穴を、特徴の異なる新FW2人がどう埋めるかが見どころ
2026/27シーズンの開幕戦は、8月8日のジェフユナイテッド千葉戦です。まずは試合前に、クラブ公式サイトで登録状況や負傷者情報を確認しておきましょう。
さいごに
一番注目しているのは、やはり浅野拓磨選手です。欧州で10年間プレーし、ワールドカップでも大きな仕事をした選手が、広島でどのような姿を見せるのか楽しみです。
ただし、開幕前に負傷が発表されました。焦って復帰するより、まずはしっかり治して、シーズンを通して力を発揮してほしいと思います。
アレー選手も見逃せません。欧州リーグの得点王経験と、コートジボワール代表での実績を持つFWが、Jリーグでどこまで力を発揮するのか楽しみです。浅野選手との使い分けや共演にも注目したいです。
川村選手の復帰と野口選手の成長も含め、新しい背番号をまとった4人を追いながら開幕戦を楽しみましょう。


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